2016年02月07日

欧州MBAランキング−フランス(フィナンシャル・タイムズ)

本日は、先日発表された2016年のフィナンシャル・タイムズMBAランキングを元に、フランスMBAのランキングを作成しました。


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参考:フィナンシャル・タイムズのランキングを元にしたイギリスMBAランキングはこちらです
参考:エコノミスト誌のランキングを元にしたフランスMBAランキングはこちらです




※なおカッコ内はグローバルランキングです。

1位(1) インシアード
(INSEAD)
2位(15)HEC
(HEC School of Management)
3位(84)EDHECビジネススクール
(Edhec Business School)
4位(94)グルノーブル・ビジネススクール
(Grenoble Ecole de Management)

エコノミスト誌でのランキングと比較すると、1位から3位までの順位は同じですが、エコノミスト誌でフランス4位であったEM Lyonがランクインしていません。

EM Lyonにも通常のMBAコースはありますが、同校はむしろエグゼクティブMBA(Executive MBA)で有名な学校であるため、EMBAを評価対象としていないフィナンシャル・タイムズのランキングには入らなかったものと推察されます。

フランスMBAは伝統的にINSEADとHECが2枚看板でしたが、最近HEC以外のEDHEC、EM Lyon, Grenobleといったグランゼコールが運営するMBAコースもランキングに顔を出し始めました。

グランゼコールとは、以前も少し説明したとおり、フランスのエリート教育を担う機関であり、グランゼコールを卒業すれば国内で一生失業の心配をしなくて良いとまで言われています。その分入試は非常に高い競争率を誇り、また、教育も丁寧で質も高いとされています。日本では殆ど知られていませんが、ヨーロッパ内では高く評価されています。

ですので英米のよく知られていないビジネススクールに通うよりは、上記のようなフランスのトップビジネススクールに進学するのは良い選択肢かと思います(ご飯も英米よりおいしい)。

ちなみに、MBAと関係ないグランゼコールのランキングもフランスで毎年発表されています。ル・フィガロ(Le Figaro)ル・ポワン(Le Point)といった一般紙もランキングを発表していますが、教育専門誌であるレテュディアン(l'Etudiant)という雑誌のランキングが有名です。

もっとも、どのランキングでも基本的に上位5校の顔ぶれは大体同じで、HEC、ESSEC、ESCP Europe、EM Lyon、EDHECの5校が占めています。順位もだいたいこの順番のことが多いですが、3位から5位は変動することがあります。ですので、HEC,ESSEC、ESCPが御三家だという人もいれば、HEC、ESSEC、EM Lyon(EDHEC)だ、という人もいます。Grenobleは通常、6位か7位くらいにランクインします。

これらのグランゼコールランキングで10〜15位以内にランクインしている学校で、英語で受講可能な一般的なフルタイムMBAを提供している学校としては、ほかに、KEDGEビジネススクール、NEOMAビジネススクール、SKEMAビジネススクールなどがあります。
posted by しゃっきー at 11:26| Comment(0) | 欧州MBAランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月06日

欧州MBAランキング−イギリス(Financial Times)

先日発表されたフィナンシャル・タイムズの2016年版MBAランキングを元に、イギリスのMBAランキングを作成しました。


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なお、エコノミスト誌を元にしたランキングはこちらです。



※カッコ内はグローバルランキングです。

1位(3) ロンドンビジネススクール
(London Business School)
2位(10)ケンブリッジ大学ジャッジビジネススクール
(University of Cambridge: Judge)
3位(28)オックスフォード大学サイードビジネススクール
(University of Oxford: Said)
4位(35)インペリアル大学ビジネススクール
(Imperial College Business School)
5位(35)ランカスター大学マネジメントスクール
(Lancaster University Management School)
6位(37)シティ大学キャスビジネススクール
(City University: Cass)
7位(38)マンチェスター大学アリアンスビジネススクール
(Alliance Manchester Business School)
8位(46)ウォリック大学ビジネススクール
(Warwick Business School)
9位(57)クランフィールド大学スクールオブマネジメント
(Cranfield School of Management)
10位(63)ストラスクライド大学ビジネススクール
(University of Strathclyde Business School)
11位(66)ダラム大学ビジネススクール
(Durham University Business School)
12位(92)バーミンガム大学ビジネススクール
(Birmingham Business School)
13位(98)リーズ大学ビジネススクール
(Leeds University Business School)
14位(98)エディンバラ大学ビジネススクール
(University of Edinburgh Business School)
15位(98)バース大学スクールオブマネジメント
(University of Bath School of Management)

エコノミストのランキングと比べると、まず、同誌のランキングで英国2位にランクインしていたヘンリービジネススクール(Henley Business School)と、同10位にランクインしていたノッティンガム大学ビジネススクール(Nottingham University Business School)が入っていません。

特にHenley Business Schoolは、エコノミスト誌で英国第2位にランクインしているにもかかわらず、フィナンシャル・タイムズでは100位以内に入っていないという結果になっています。

ただ、同じフィナンシャル・タイムズのEuropean Business School ランキングでは35位にランクインしています。

逆に、エコノミスト誌ではランクインしていないがフィナンシャル・タイムズでランクインしている大学は、
4位インペリアル大学ビジネススクール
5位ランカスター大学マネジメントスクール
7位マンチェスター大学アリアンスビジネススクール
12位バーミンガム大学ビジネススクール
13位リーズ大学ビジネススクール
14位エディンバラ大学ビジネススクール
です。いずれも大学自体が世界的にも高く評価されている学校ですので、これらのビジネススクールでMBAを取得すれば、日本で就職する上でも高く評価されるでしょう。

ランキングの中の特徴としては、前にも指摘したとおり、ケンブリッジとオックスフォードの差が徐々に開いていること、大学自体よりもビジネススクールが高く評価されている学校が高順位にランクインしていることが挙げられるでしょう。

ただ、一点目については、少なくとも日本で文系の職につく上で、ケンブリッジとオックスフォードの評価に大きな差はありませんので、ランキングの差は関係ないでしょう。

二点目については、英国MBAについて詳しくない人と話す場合、「ストラスクライド大学に留学していました」、「シティ大学でMBAを取りました」というよりも「ダラム大学に留学していました」「エディンバラ大学卒業です」と言った方がポジティブな評価が得られる可能性が高いでしょう。MBAに詳しくない人は、ロンドン・ビジネス・スクールさえ知りませんので。
posted by しゃっきー at 23:23| Comment(0) | 欧州MBAランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月03日

MBA留学に使える採用率50%のオススメ奨学金

前回に引き続き、MBA留学資金の調達方法を紹介します。


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今回は、MBA留学に使える奨学金のうち、まだ知名度が高くなく、オススメの奨学金を2つ紹介します。





海外MBA留学に使える奨学金@日本学生支援機構(JASSO)海外留学支援制度(大学院学位取得型)


今まで、海外MBA留学に使える奨学金といえば、ロータリー財団による奨学金、フルブライト奨学金、伊藤国際教育財団奨学金、中島平和財団奨学金あたりが有名でしたが、これら以外にもビジネススクール留学にも利用できる奨学金が存在します。

その一つが、日本学生支援機構の海外留学支援制度(大学院学位取得型)です。

日本学生支援機構は、昨今、存在意義についていろいろと言われていますが、経済的理由により進学が困難な学生を援助する非常に価値のある活動をしています。

この海外留学支援制度(大学院学位取得型)もその一つです。

くわしくは募集要項を見ていただきたいのですが、奨学金の支給額を見ると、
@奨学金月額として148,000円から89,000円(留学先都市によって変わる。)。さらに
A 授業料(保険料等の各種経費は除く。)として1万米ドルから2,500,000円の間の額(平成26年度採用者実績平均177万円)
が支給されます。

これだけ見ると、留学資金をすべてカバーするには足りないと感じるかもしれませんが、もう一つの特典として、上記金額に加え、日本学生支援機構が提供する貸与型奨学金を併願できるとされています。

日本学生支援機構の貸与型奨学金は、一般の教育ローンに比べても極めて低金利ですので、絶対満額借りるべきですが、通常は日本の大学に在籍していないと申し込めないのです。しかし、海外留学支援制度(大学院学位取得型)の受給者に限り、日本学生支援機構の貸与型奨学金を受給するチャンスが与えられるのです。これを併給できれば、少なくとも留学中の生活費は十分まかなえるでしょう。

さて、海外留学支援制度(大学院学位取得型)がオススメできるもう一つのポイントが、その採用率の高さです。

公開されている採用実績によると、平成27年度は、修士の応募者111名に対し、34名が採用と、実に3分の1近い応募者が奨学金を受給しているのです。さらに遡って、平成26年には、修士の応募者78名に対し、半分以上の39名が採用され、さらに追加募集では54名中26名が採用されています。

これは、採用率数%の他の奨学金に比べ破格の採用率です。
唯一のネックは、応募書類が多岐にわたり、準備が面倒くさい点でしょうか。しかし、上記の高い採用率を考えれば、私費MBA留学生にとっては応募する価値のある奨学金と言えるでしょう。

海外MBA留学に使える奨学金A日本財団国際フェローシップ


こちらも聞き慣れないかも知れませんが、MBA留学にも使える奨学金です。

名前に奨学金と入っていないせいか、知名度はいまいちですが、逆に言えば競争率があまり高くない今が狙い目です。

ただ、応募資格が、@研究者、Aこれまで公益活動に従事していた人、B行政官に限られています。

MBAを目指す場合、AかB、特にAが多いと思うのですが、何が公益活動になるのかよくわかりません。

日本財団国際フェローシップは、最近スタートしたばかりの奨学金であり、今までの受給者がウェブサイトで確認できるのですが、これを見ると、当初は研究者と行政官ばかりですが、2015年には、弁護士や経団連職員の方が採用されています。

つまり、公益活動といっても、非営利活動である必要はなく、仕事に何らかの公益性があれば採用の可能性があるということです。

応募書類の中で自分の仕事がいかに公益性が高いのかをアピールできれば、一般の会社に努めている人であっても採用の可能性は十分にあるのではないかと思います。

受給内容について詳しくはウェブサイトで確認していただきたいのですが
「フェローには、学費・研究費(上限あり)、本人および帯同する扶養家族の1回分往復渡航費・保険料・住居費(以上、実費)、図書費(定額)などが支給されます。生活費は、帯同扶養家族の有無を基準にした規定額が支給されます。」

とされており、国家公務員の海外留学並みの手厚い援助が受けられることがわかります。

余談ですが、公務員はそもそも自分の所属省庁に留学制度があれば給料をもらいながら(つまり、一円も身銭を切ることなく)、どんなに高い学費の学校でも海外留学できるのです。また、人事院の留学制度もあります。

そのような制度があるにも関わらず、そのような制度に引っかからないような人材に対して、さらにこのような奨学金まで出してわざわざ国外に派遣する必要があるのか、はなはだ疑問です。

MBA留学に使える奨学金で知られていないものはまだまだありますので、今後も定期的に紹介したいと思います。

MBA留学を考え始めたらまず、この本を読んでください
。MBA留学の資金調達について、ごく一般的なことが触れられています。

エッセイと推薦状は、エッセイカウンセラーに高い金を払わなくてもこの本で十分対策できます。
新装版 大学院留学のためのエッセーと推薦状 (留学応援シリーズ)

posted by しゃっきー at 09:19| Comment(0) | MBA学費 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする