2016年06月20日

FT 英国ビジネススクール卒業後の現地就職

Financial Times で英国ビジネススクール卒業後の現地就職に関する興味深い記事がありましたので紹介します。


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この記事によると、2016年に、英国のトップビジネススクールを卒業した外国人が、3年後も英国内で働いている割合は、2011年の24%の半分の12%に過ぎないとのことです。これは、英国以外の欧州ビジネススクール(2011年48%、2016年43%)とくらべても顕著に低い数字となっています。

FTはこの理由として3つの可能性を示唆しています。

第一に、イギリスでインターンシップを行う学生の少なさがあります。イギリスのビジネススクールに通う学生のうち、インターンを行うのは9%だけとのことです。インターンシップは現地就職の足がかりとなるので、確かにこれは説得的な理由です。もっとも、アメリカのビジネススクールも、インターンシップの割合は英国と同程度ですが、定着率はイギリスよりも高いようです。

第二に、イギリスにおける就労ビザ取得の難しさが挙げられています。イギリスでは、自国民の労働者を保護するため、2012年に移民制度が大幅に変わり、外国人、特にEU域外から来た人がイギリスで就労ビザを取得するのは非常に難しくなっています。この影響はたしかに大きいでしょう。

第三に、単に学位のみを目的にイギリスのビジネススクールに入学する生徒の存在が挙げられています。この傾向は、アジア人学生に特に顕著とのことです。

これに対し、FTの記事には書いてありませんが、英国以外の欧州ビジネススクールにわざわざ留学する人は、端から現地就職を考えてその国に来ているという場合が多いのではないかと思います。


このブログでも何度も述べているように、日本人で海外ビジネススクールを卒業してそのまま海外で就職する人は、極めてまれでしょう。一つには、FTも述べるように、海外一流大学の学位それ自体を目的としているということもありますが、もう一つには、日本人学生には、会社からの派遣で留学している学生が多いことも挙げられます。また、英語という言葉の壁から、現地でばりばり仕事ができるほど英語が得意な人が少ないという事情もあるでしょう。




posted by しゃっきー at 07:28| Comment(0) | MBA就職 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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