2015年12月10日

欧州ビジネススクールランキング(エコノミスト)

The Economist誌のMBAランキングが発表されました。エコノミストのランキングはフィナンシャル・タイムズのランキングと並んでビジネススクール選びに大きな影響を与えるものとされています。

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このランキングはヨーロッパとアメリカを含むグローバルランキングですが、ここから欧州MBAに絞ったランキングを作成してみます。


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カッコ内は全体順位
1位(5)HEC School of Management, Paris France
2位(8)INSEAD France
3位(14)University of Navarra – IESE Business School Spain
4位(17)IE University – IE Business School Spain
5位(18)University of Warwick – Warwick Business School United Kingdom
6位(21)ESADE Business School Spain
7位(22)Henley Business School United Kingdom
8位(24)London Business School United Kingdom
9位(32)IMD - International Institute for Management Development Switzerland
10位(34)EDHEC Business School France

ベスト10はイギリス、フランス、スペイン、スイスのビジネススクールで占められる結果となりました。

特にフランスは1位、2位をHEC、INSEADという有名校が独占しただけでなく、10位に名門グランゼコールであるEDHECのビジネススクールがランクインしています。

スペインも、IESE、IE、ESADEといった有名校が全て上位にランクインしています。

面白いのはイギリスでしょうか。この種のランキングで常連のLBSがウォリックビジネススクール、ヘンリービジネススクールの後塵を拝しているだけでなく、英国の名門であるオックスフォード大学(サイードビジネススクール)とケンブリッジ大学(ジャッジビジネススクール)がランキングに入っていません。

ここからわかるように、この種のランキングは、それぞれの国における大学の評価をそのまま反映したものではないことに注意が必要かと思います(イギリスではやはりオックスブリッジが基本的にトップスクールとみなされています。)。

ちなみに、Economistのランキングで日本から唯一ランクインしたのは、90位の国際大学(新潟)です。早慶や一橋、グロービス大学などは、国内の知名度の割にトップ100にも入っていません。これをどう捉えるかは人によると思います。

Economistは前述のとおりFTと並んでよく引き合いに出されるMBAランキングですが、その作成手法はこのページによくまとまっています。簡単に言えば、MBA取得後の給料やROIを(FTほど)重視していないこと、その代わりに、キャリアチェンジの機会・教育の満足度といった生徒の目的達成度を重視していることが特徴です。

ヨーロッパのビジネススクールは、GMATの点数よりキャリアを重視すると言われますが、すでに一定のキャリアを積んだ人は給料も高い水準にあることが多く、そこからさらに短期間で大きな上昇は望めないため、欧州MBAはファイナンシャル・タイムズのランキングでは不利に扱われることになりますが、Economistでは教育の質を重視しているため欧州系のビジネススクールがランキングに入りやすくなっていると言えるかもしれません。
同様に、アントレに力を入れている学校も、起業した卒業生の給料は高くないため、FTでは冷遇されることになりますが、Economistでは逆に高く評価されることになるかと思います。
posted by しゃっきー at 10:32| Comment(0) | 欧州MBAランキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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