2016年07月11日

IELTS対策 単語集

前の記事にも書いたとおり、最近では、MBA留学の英語テストとしてTOEFLではなくIELTSを選択する受験生が増えてきました

ただ、これまではIELTSの受験対策本といえば、英語で書かれたものが中心であり、初学者の方にはハードルが高く感じられていました。しかし、最近のILETS受験者の急増を受け、IELTS対策用の日本語で書かれた参考書・問題集も増えてきました。

そこで今回は、IELTS対策用のおすすめ単語集を幾つか紹介します。問題演習などは基本的に英語の参考書でも問題ないのですが、単語の勉強だけは、絶対に日本語で書かれた単語集の方が効率がいいと思います。

どのような試験を受けるにせよ、英語の勉強においては単語を覚えること(ボキャブラリービルディング)は、最初にして最大の課題と言っても言い過ぎではないでしょう。それにもかかわらず、これまで、IELTS対策用単語集については、決定版がない状態でした。

そのため、多くの受験生は、TOEFL対策用単語集の定番であるこちらの本を使用していました。おそらく、IELTS受験生の少なくない割合が、TOEFLからの転向組であったことも影響しているでしょう。

【CD3枚付】TOEFLテスト英単語3800 4訂版 (TOEFL(R)大戦略)


この本(3800)は、TOEFL受験生の間で長らく定番として使われており、TOEFL頻出単語を、重要な順番で並べたものですが、IELTS対策においても十分役に立ちます。実際筆者もTOEFLからの転向組で、単語の勉強はこの本を使いましたが、それでもIELTSのリーディングを読むのには十分であり、Readingのセクションでは9.0か8.5を安定して取れていました。ですので、すでに3800で勉強を進めてきた人は、引き続き3800を使い続けてよいと思います。

TOEFL3800に代わって、最近IELTS対策単語集の定番の地位を占めつつあるのが、こちらの実践IELTS英単語3500です。
実践IELTS英単語3500


IELTSとTOEFLで求められる語彙力の差の一つとして、IELTSにおいては、リーディングだけでなくライティングとスピーキングでも語彙力が重視されていること、取り分け、ライティングとスピーキングのいずれでもパラフレーズ(言い換え)の能力が重要である点が挙げられます。

この点に対応するため、実践IELTS3500では、単語の類義語・同意語(シノニム)が豊富に紹介されています。これにより、意味の似ている単語をまとめて覚えることが出来ます。また、紹介されている例文も、そのままライティングで使えそうな文章が使われており、単語の意味だけでなく、使い方を勉強する上でも便利です。細かい点ですが、付属CDの読み上げがイギリス英語である点も、リスニング対策の役に立つと思います。

最近新たに出版されたIELTS向け単語集がこちらです。
IELTS必須英単語4400


タイトルが、IELTS必須英単語4400と、上記2冊に比べて多いように感じますが、4400のうち1100は英熟語です。ですので、単語数だけで言えば上記2冊と変わらないか少し少ないくらいです。まだ発売されたばかりで評価は定まっていないという印象ですが、上記3500と合わせて、IELTS単語勉強の定番参考書になると思います。

3500と4400のどちらを使うべきかは悩むところです。書店で両方を見比べてみて自分に合った方を選ぶのが一番だと思いますが、実物を見ずに買おうとしている場合、このブログでは3500の方をおすすめします。


セルフスタディIELTS必須ボキャブラリー


上記3冊と若干毛色が違うのが、このセルフスタディIELTS必須ボキャブラリーです。ボキャブラリーと銘打っていることから、役割としては単語集と同じなのだが、この本の特徴として、単なる単語集ではなく、単語に関する問題を解きながら、単語を覚えていくという構造になっていることです。時間をかけてじっくり勉強していけば、独学だけでもかなりの語彙運用力を身につけることができると思います。

ただ、MBA受験に関して言えば、この本で勉強するのはやや非効率かもしれません。MBA受験生はほぼみんな忙しい会社で働いていますので、英語の勉強に割ける時間は1日のうちわずかです。多くの受験生は、出勤中の電車の中や、昼ごはんの余った時間といった時間を効率的に使って英語の勉強をしていると思われます。このような細切れ時間では、単語の問題を頭からじっくり解いていくというのは難しいです。それよりは、5分であれば5分の内に英単語5こ覚える、といった時間の使い方の方が有効でしょう。したがって、本書を使った学習に向いているのは、学生か、十分に時間のある社会人だと思います。


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2016年07月06日

IELTSはTOEFLよりも簡単?各セクションの難易度比較

MBA受験を考えるにあたって、英語テストとしてTOEFLとIELTSのどちらを選ぶか迷っている人も多いと思います。ただ、ほとんどの人の場合、まずはTOEFLを受験し、スコアが伸び悩んだ段階でIELTSを検討するというパターンが多いように思います。


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多くの人がまずはTOEFLを選択するのは、今までTOEFLがMBA受験の中心だったことから、MBA予備校・塾のノウハウが溜まっていること、先輩の話なども聴きやすいこと、受験会場、回数が豊富で受験しやすいことなどが理由として考えられます。

しかし、この傾向はこの数年でだいぶ変わってきました。ヨーロッパのビジネススクールを目指す受験生を中心に、早い段階でIELTSに切り替え、あるいはIELTSしか受けない受験生も増えてきました。これは、トップビジネススクール、特に欧州ビジネススクールが、TOEFLに加え、IELTSを英語テストとして受け入れるようになったこと、日本における試験の実施団体が変更され、受験しやすくなったこと、徐々にTOEFLよりもIELTSの方がスコアメイクしやすいという事実が浸透してきたことが理由でしょう。

TOEFLとIELTSの両方を経験された方の多くが、IELTSの方がスコアメイクがしやすいと感じているようです。これは問題形式の差(パソコンで解くか、紙で解くか、スピーキングが人間相手かどうか)もさることながら、単純に、TOEFLとIELTSのスコアの対応が必ずしも釣り合っていないため、というのが大きいと思います。

多くのビジネススクールでは、TOEFLのトータルスコア100点を、IELTSのオーバーオール7.0と同レベルと考えているようです。これは、単純に計算すると、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各セクションにおいて、TOEFLの25点がIELTSの7.0に相当することになります。

しかし、例えばスピーキングについて言えば、TOEFLでスピーキング25点を取るのは、非ネイティブには至難の業ですが、非ネイティブであっても、しっかりとした対策をすれば、IELTSのスピーキングで7.0を取ることは必ずしも不可能ではないでしょう。また、リーディングとリスニングについても、感覚的には、TOEFLで23から25点取れていれば、IELTSでは7.0から8.0くらいまで取ることはそれほど難しくないでしょう。

唯一、IELTSの方がTOEFLよりも難しいのはライティングです。TOEFLでは、テンプレートに当てはめてできるだけ長い文章を書けば、それだけで25点取れてしまいますが(integratedの場合はリスニングも重要)、IELTSの方は、ただ長い文章を書くのでは評価されず、コンサイスな文章を書くことが求められます。また、Task1の図表をまとめる問題などは、どの情報をどのようにまとめるかといった、英語以外の文章力が求められます。

したがって、TOEFLからの転向組の方はもちろん、IELTS専願の人も、ライティングに関しては、IELTSに特化した対策が必要になると思われます。その辺りは、こちらの記事などを参考にして下さい

posted by しゃっきー at 09:13| Comment(0) | IELTS対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする